奈良県桜井市にある桧原神社、皆さんご存知ですか?
ここは、かの有名な伊勢神宮の元宮ともいわれ、「元伊勢(もといせ)」と呼ばれる、とっても神秘的な場所なんです。
日本最古の道「山の辺の道」沿いにひっそりと佇んでいて、清々しい空気に満ち溢れています。
でも、「どうやって行けばいいの?」「どんなご利益があるの?」と、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたの悩みをまるっと解決!桧原神社の見どころから、アクセス方法、御朱印情報まで、初めての方でも安心して楽しめるよう、丁寧にご紹介していきますね。
この記事を読めば、あなたもきっと桧原神社に行きたくなるはず!
一緒に素敵な旅の計画を立ててみましょう。
桧原神社ってどんなところ?その魅力と歴史に迫る

桧原神社は「元伊勢」と呼ばれる神秘的な場所
桧原神社は、大神神社の境外摂社で、奈良県桜井市にあります。古事記や日本書紀にも登場する歴史ある神社で、最大の魅力は「元伊勢」と称される由緒正しさです。
遠い昔、第10代崇神天皇の時代に、皇居内に祀られていた天照大御神の御神体を、皇女である豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に託して、皇居の外で祀る場所を探し求めたのが始まりとされています。
そして、この桧原の地が最初の祭祀の場所となり、後に天照大御神が伊勢に遷られるまで、しばらくこの地にお祀りされていたと伝えられているんです。
そのため、桧原神社は「元伊勢」として、とても神聖な場所として大切にされてきました。
本殿や拝殿はなく、三ツ鳥居を通してご神体である三輪山を遥拝するという、古代の祭祀形態を今も残しているのも大きな特徴です。
この特別な空間に足を踏み入れると、タイムスリップしたかのような神秘的な感覚に包まれますよ。
桧原神社のご祭神とご利益

桧原神社のご祭神は、天照大御神若御魂神(あまてらすおおみかみわかみたまのかみ)です。
若々しい天照大御神の魂をお祀りしているとされ、生命力や再生の力、そして新しい始まりを司る神様として信仰されています。
また、末社である豊鍬入姫命もお祀りされており、皇女として天照大御神を最初にお祀りしたことから、女性の守り神や安産、子育てにご利益があると言われています。
これらのご利益を求めて、多くの参拝者が全国から訪れているんです。
桧原神社の見どころと絶景スポット

桧原神社の最大の見どころは、何と言っても三ツ鳥居(みつとりい)、別名三輪鳥居です。
これは、中央に大きな鳥居があり、その両脇に小さな鳥居が連結している珍しい形をしています。
本殿を持たない桧原神社では、この三ツ鳥居を通して、ご神体である三輪山を遥拝します。
鳥居の向こうにそびえる神聖な三輪山を眺めていると、自然と一体となり、心が洗われるような感覚になりますよ。
この古代の祭祀形態は、日本の神道がもつ自然崇拝の原点を今に伝えており、歴史のロマンを感じさせてくれます。
奇跡の絶景!二上山に沈む夕日
桧原神社は、絶景の夕日スポットとしても知られています。神社の参道から西の方角を眺めると、雄岳と雌岳が並ぶ二上山(にじょうざん)が見えます。
特に、春分と秋分の日、この二つの峰の間に夕日が沈む様子は、まさに息をのむ美しさで、夕日の光が鳥居を照らし、幻想的な景色を作り出します。
この特別な夕日を見るために、多くの写真愛好家や観光客が訪れています。
春分・秋分の日以外でも、二上山に沈む美しい夕日は見られるので、夕方近くに訪れるのがおすすめです。
この絶景を前にすると、大和の神々に見守られているような、不思議な気持ちになりますよ。
「山の辺の道」を歩いて桧原神社へ

大神神社から桧原神社までの道のり
電車で桧原神社へ行くなら、JR三輪駅から歩くか、大神神社から「山の辺の道」をハイキングしながら向かうのがおすすめです。
山の辺の道は、日本最古の道ともいわれ、その道のりは約1.5km、徒歩で30分ほどです。
道中には、美しい田園風景や古社寺、万葉歌碑などが点在しており、歴史を感じながらのんびり散策を楽しめます。
舗装されていない部分もあるので、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
自然の音を聞きながら、清らかな空気に包まれて歩く道のりは、心身ともにリフレッシュできる、最高の時間になるはずですよ。
車でのアクセスと駐車場情報
車で桧原神社へ向かう場合は、西名阪自動車道「天理IC」から国道169号線を経由して約20分ほどで到着します。
ただし、道幅が狭い場所もあるので、運転には注意が必要です。
駐車スペースは、神社の近くに5~6台分ほどありますが、ハイシーズンや週末は満車になっていることが多いので、確実なのは、事前にインターネットで予約できる「akippa」などのサービスを利用することです。
少し離れた場所になりますが、大神神社の駐車場を利用して、そこから山の辺の道を歩いて向かうのも一つの手ですので、無理せず、安全に参拝できるよう、事前に駐車場の情報を調べてから行きましょう。
御朱印・お守り・周辺情報

桧原神社でいただける御朱印の種類
桧原神社では、2種類の御朱印をいただくことができます。
一つは「桧原神社」の御朱印、もう一つは末社である「豊鍬入姫宮」の御朱印です。
どちらも心を込めて丁寧に記された美しい御朱印で、参拝の記念にぜひいただきたいものです。
御朱印帳は、大神神社の授与所でいただくものと同じデザインのものが販売されています。
御朱印の受付時間は9:00〜17:00ですが、冬期は少し短くなる場合がありますので、参拝時間と合わせて、事前に確認しておくと安心ですね。
周辺のおすすめスポット
桧原神社の近くには、一緒に立ち寄りたいスポットがたくさんあります。
桧原神社から歩いてすぐのところにある「桧原御休処」では、三輪そうめんを使ったにゅうめんなどが楽しめます。

桧原御休処は、山の辺の道を散策する人たちにとって、まさにオアシスのような場所です。歩き疲れた体を休めるのに最適な立地で、古民家を改装した温かみのある雰囲気も魅力。名物の三輪そうめんを使った「にゅうめん」は、優しい味わいが疲れた体に染み渡り、心も体もホッと癒されます。また、窓から見えるのどかな田園風景を眺めながら食事を楽しむ時間は、特別な思い出になるでしょう。桧原神社参拝の前後や、ハイキングの休憩にぜひ立ち寄ってほしい、心温まるスポットです。
歩き疲れた体を癒すのにぴったりですよ。
また、近くには縁結びの神様「大神神社」や、相撲の神様が祀られている「相撲神社」もあります。

特に大神神社は、日本最古の神社と言われ、見どころも多いので、桧原神社とセットで巡るのがおすすめです。
これらのスポットも合わせて巡ることで、より深く奈良の歴史や文化に触れることができますよ。
まとめ

いかがでしたか?奈良の「元伊勢」、桧原神社は、ただの神社ではない特別な場所であることがお分かりいただけたかと思います。
日本最古の道「山の辺の道」沿いにあり、大和の雄大な自然と一体となったその姿は、訪れる人を魅了してやみません。
本殿を持たない古代の祭祀形態や、三ツ鳥居を通して拝む三輪山、そして二上山に沈む夕日という、言葉では言い表せないほどの神秘的な景色がそこにはあります。
縁結びや安産のご利益でも有名なので、大切な人と一緒に訪れるのも素敵ですね。
この記事でご紹介したアクセスや駐車場の情報、御朱印情報などを参考に、ぜひあなただけの特別な旅を計画してみてください。
奈良の歴史と自然が織りなす、忘れられない思い出が作れること間違いなしです!

今回の情報が、あなたの旅の参考になれば嬉しいです!
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