「雨乞いと雨止めの神様」として、古くから厚い信仰を集めてきた丹生川上神社。
でも、実は「上社」「中社」「下社」の三社があるってご存知でしたか?
それぞれに独自の魅力がありますが、今回は特に中社にスポットを当てて、そのご利益や見どころをたっぷりご紹介しますね!
御朱印の情報やアクセス方法、駐車場まで、中社への参拝を考えているあなたのお悩みをまるっと解決できる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
丹生川上神社(中社)はどんな神社?

丹生川上神社(中社)の歴史と由緒
丹生川上神社は、実は「丹生川上」の三社(上社、中社、下社)に分かれて鎮座しています。
その中でも、ここ中社は「水の神様」である高龗神(たかおかみのかみ)を祀っており、古くから水の恵みを司る神様として崇敬されてきました。
歴史を遡ると、奈良時代には朝廷が雨乞いや雨止めの祈願を行ったという記録も残されているんですよ。
なんと、日本最古の文献である『日本書紀』にもその名が登場するほどなんです。
水の神様が宿る神社として、地域の守り神としてだけでなく、日本全体の水の恵みを守る重要な存在として、現在も多くの人々の信仰を集めています。
特に、雨乞いの祈願の際には黒馬を、雨止めの際には白馬を献上したという故事も有名で、今も神社の絵馬にその様子が描かれています。
ご利益は?水の神様がもたらす恵み
丹生川上神社(中社)のご祭神は、水の恵みを司る高龗神で、水の恵みに関するあらゆるご利益が期待できます。
具体的には、日照り続きの時には雨を降らせ、長雨の時には雨を止める、といった天候に関わるご利益があります。
さらに、農業や漁業を生業とする人々からは豊作や大漁祈願として、商売を営む人々からは商売繁盛のご利益があると信じられています。
また、水は生命の源であることから、病気平癒や延命長寿、心身を清めるご利益もあると言われており、境内の清らかな水に触れるだけでも、心身が浄化されるような感覚を味わうことができますよ。
丹生川上神社(中社)の見どころをチェック!

樹齢800年のご神木「相生の杉」
丹生川上神社(中社)の境内には、樹齢800年を超えると言われる巨大な杉の木があります。
この杉は、二本の幹が根元で一つに繋がっていることから「相生の杉」と呼ばれ、夫婦円満や縁結びのご利益があるとされています。
その圧倒的な存在感と力強さから、見ているだけでパワーがもらえるような不思議な感覚を味わうことができますよ。
ご夫婦やカップルで訪れた際には、ぜひこの相生の杉の前で記念撮影をして、末永い幸せを願ってみてはいかがでしょうか、その迫力にきっと驚くはずです。
迫力満点の御手洗川
中社のすぐそばには、社名を冠する丹生川が流れています。
この川は、特に「御手洗川」とも呼ばれ、清らかな水が流れる様子は見ていて飽きることがありません。

丹生川上神社(中社)のすぐそばを流れる丹生川は、「御手洗川(みたらしがわ)」と呼ばれています。この清らかな川は、古来より参拝者が心身を清める場所とされてきました。川のせせらぎは、境内の神聖な雰囲気を一層引き立て、訪れる人々に深い安らぎを与えてくれます。夏には、その澄んだ水で涼をとる人も見られる、地域の憩いの場でもあります。水の神様が宿る神社にふさわしい、心洗われる美しい景色をぜひ堪能してください。
川のせせらぎを聞きながら歩くだけでも、心が洗われるような清々しい気持ちになれますよ。
夏には水遊びを楽しむ人々の姿も見られ、地域の憩いの場にもなっています。
神社の神聖な雰囲気をより一層引き立ててくれる、この御手洗川の美しい景色は、中社を訪れた際にはぜひとも立ち寄ってほしいスポットです。
龍神様が祀られる「龍神の瀧」
中社の境内には、龍神様が祀られている「龍神の瀧」があります。
この瀧は、水の神様である龍神様が宿るとされるパワースポットとして、知る人ぞ知る存在です。

丹生川上神社(中社)の境内にある「龍神の瀧」は、水の神様である龍神様が宿るといわれる、まさに神聖なパワースポットです。正式には「東の瀧(ひむかしのたき)」と呼ばれ、吉野離宮の東に位置することに由来しています。 瀧から流れ落ちる清らかな水は、龍神様が舞い降りてくるかのような迫力があり、その美しさには心を奪われます。拝殿で授与される「龍玉」に願いを込めて瀧に投げ入れると、ご利益があるとも言われています。訪れた際には、ぜひこの神秘的な瀧の力を肌で感じてみてください。
瀧から流れ落ちる清らかな水は、まるで龍神様がその身をくねらせているかのようにも見え、その迫力と美しさに圧倒されます。
この瀧の前で手を合わせれば、水のパワーを全身に感じることができるでしょう。
龍神の瀧は、境内の奥まった場所にあるため、静かで神聖な雰囲気を味わうことができます。
丹生川上神社(中社)の御朱印について

丹生川上神社(中社)の御朱印は?
丹生川上神社(中社)では、訪れた記念として御朱印をいただくことができます。
御朱印は、力強い筆遣いで書かれた文字と、水の神様を象徴する印が押されており、とてもご利益がありそうなデザインになっています。
御朱印をいただきたい方は、参拝後に社務所へ立ち寄ってみてくださいね。
初穂料は300円〜500円程度が一般的です。
御朱印帳を持っていない方のために、書き置きの御朱印も用意されている場合があるので、安心して訪れることができますよ。
季節限定や特別な御朱印はある?
丹生川上神社(中社)では、季節の節目や特別な行事に合わせて、限定の御朱印が授与されることがあります。
例えば、桜や紅葉の季節には、美しい景色をモチーフにした御朱印が登場することがあります。
また、初詣の時期には、特別なお正月限定の御朱印が用意されることも。
限定御朱印は、その時期にしか手に入らない貴重なものなので、もしタイミングが合えばぜひいただいてみてはいかがでしょうか。
丹生川上神社(中社)へのアクセス方法と駐車場

丹生川上神社(中社)は、公共交通機関でのアクセスが少し不便なため、車での訪問がおすすめです。
最寄りの駅は近鉄大阪線の榛原駅ですが、そこからバスに乗り換え、さらにタクシーを利用する必要があります。
自家用車で行く場合は、南阪奈道路の葛城ICから国道169号線を通り、東吉野方面へ向かいます。
神社には、無料の駐車場が完備されているので安心ですよ。
ただし、お正月などの混雑時期は満車になる可能性もあるので、早めの時間帯に訪れることをおすすめします。
丹生川上神社(中社)周辺の観光スポット

丹生川上神社(中社)を訪れたら、周辺の観光スポットにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
まずは、同じく丹生川上三社のひとつである「丹生川上神社下社」です。

下社は中社から車で約15分ほどの場所にあり、こちらもお参りすることで、より一層ご利益が得られると言われていますよ。
また、美しい清流を眺めながらドライブを楽しんだり、近くにある「高見山」でハイキングを楽しんだりするのもおすすめです。

丹生川上神社(中社)の近くにある高見山は、「関西のマッターホルン」とも呼ばれる美しい山です。この山を特におすすめする理由は、四季折々の絶景を楽しめるから!特に冬は、山頂のブナ林が霧氷に覆われ、まるで別世界のような幻想的な景色が広がります。 標高は1,248mですが、登山道はよく整備されているため、初心者からでも比較的安心して楽しめます。日帰りでも十分満喫できるので、丹生川上神社での参拝と合わせて、自然のパワーを全身で感じてみてはいかがでしょうか。
自然豊かな東吉野村には、心を癒してくれるスポットがたくさんありますよ。
まとめ

いかがでしたか?今回は水の神様を祀る丹生川上神社(中社)の魅力について、たっぷりとご紹介しました。
古くから水の恵みを司る神様として、人々の信仰を集めてきたこの神社。
美しい自然に囲まれた清らかな空間は、訪れるだけで心が洗われるような不思議な力を持っています。
ご利益や見どころはもちろん、御朱印やアクセス情報まで、この記事を読めば中社への参拝がもっと楽しくなるはずです!
日々の疲れを癒し、心のデトックスをしたいあなたに、ぜひ一度訪れてほしいパワースポットです。

今回の情報が、あなたの旅の参考になれば嬉しいです!
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