京都観光といえば、清水寺や伏見稲荷大社が定番ですよね。
でも、ちょっと通な京都の楽しみ方を知りたくありませんか?
今回ご紹介するのは、静かで神秘的な雰囲気に包まれた木嶋坐天照御魂神社です。
謎に満ちた三柱鳥居や、強力なご利益があると言われる本殿の秘密に迫ります。
観光客で賑わう場所とは一味違う、厳かで落ち着いた空気を味わいたい方は必見です!
ぜひ、この記事を読んで、特別な京都の旅を計画してみてくださいね。
創建はなんと弥生時代?古代から続く歴史

木嶋坐天照御魂神社は、「天照御魂神(あまてるみたまのかみ)」をお祀りしている神社です。
地元の方からは「このしまさん」「こんしまさん」と呼ばれ、親しまれており、この神社が建てられたのは、なんと弥生時代までさかのぼると言われているんですよ!
神社のすぐそばを流れる御手洗川(みたらしがわ)が、かつては賀茂川につながっていたことから、弥生時代後期から古墳時代にかけて、秦氏(はたし)という渡来系の氏族がこの地に住みつき、養蚕や機織りの守護神を祀ったのが始まりとされています。
古代からずっと、この地を見守り続けてきた歴史の重みを感じられる場所です。
織物、養蚕の神様としての信仰
創建に深く関わったとされる秦氏は、養蚕や機織りといった、当時の日本では最先端の技術を持っていた氏族でした。
そのため、この神社は古くから織物や養蚕の神様として厚い信仰を集め、境内にある「蚕ノ社(かいこのやしろ)」も、養蚕の神様を祀る摂社として知られています。
今でも、繊維関係のお仕事をされている方や、手芸が好きな方が、仕事の成功や技術の上達を願って訪れるそうですよ。
京都は西陣織が有名ですが、この神社が果たしてきた役割は、計り知れないほど大きいんですね。
養蚕・機織りの守護神、恋愛成就のご利益も
木嶋坐天照御魂神社のご祭神、天照御魂神は、太陽の恵みをもたらす神様として、五穀豊穣や開運、招福といった、私たちの日々の暮らしを豊かにしてくれるご利益があるとされています。
さらに、境内の摂社「蚕ノ社」は、養蚕の神様を祀っていることから、縁結びの神様としても有名なんです。
蚕が一本の糸を紡ぎ出す様子が、人と人との縁を紡ぐことにつながると考えられているんですよ。
恋愛成就や素敵な出会いを願って、多くの女性が参拝に訪れています。
境内にあるパワースポット「元糺の池」の秘密

神社の境内には、一年を通して水が湧き出ている「元糺(もとただす)の池」があります。
ここは、古くから禊(みそぎ)を行う神聖な場所で、かつては土用の丑の日にこの池で水を浴びると、心身が清められるという風習があったそうです。
水の流れは、私たちの心を浄化し、運気を高めてくれると言われており、強力なパワースポットとして知られています。
また、この池は京都三大奇祭の一つ、「太秦牛祭(うずまさうしまつり)」の舞台にもなる、とても重要な場所なんですよ。
唯一無二の形!「三柱鳥居」の神秘
木嶋坐天照御魂神社の境内にある三柱鳥居(みはしらとりい)は、とっても珍しい形をしており、鳥居が三つ組み合わさって、三角形になっているんですよ。

木嶋坐天照御魂神社の三柱鳥居は、日本でも珍しい三角形の鳥居です。これは、古代ユダヤ教の象徴である「三位一体」や、宇宙の中心を表しているという説があり、見る人に神秘的な力を感じさせます。鳥居の中心にある井戸の跡は、生命の源とも言われ、その場所は最強のパワースポットとして知られています。この場所を訪れ、その不思議なパワーを感じてみませんか。
中心には、御幣(ごへい)を立てるための石の土台があります。
このユニークな形には、いくつか面白い説があり、キリスト教の三位一体説と関係があるという説や、古代ユダヤ教の信仰とつながりがあるという説も。
どれが本当なのかは謎に包まれていますが、そのミステリアスな雰囲気が、私たちを古代のロマンへと誘ってくれますね。
三柱鳥居は宇宙の中心を象徴している?
三柱鳥居の真ん中にある石の土台は、「宇宙の中心」や「世界のへそ」を象徴しているという説もあります。
三つの鳥居がそれぞれ東西南北の三方向を向いており、その中心に神様が降り立つ場所があると信じられていたそうですよ。
この土台は、井戸の跡だとも言われていて、そこから湧き出る水こそが生命の源、宇宙の中心を意味している、なんていう神秘的な解釈もあるんです。
本当に、訪れる人の想像力をかき立ててくれる場所ですね。
どこから回ればいい?参拝ルートを解説

木嶋坐天照御魂神社を参拝する際は、まず一の鳥居から入って、手水舎で心身を清めましょう。
その後、本殿にお参りして、ご挨拶をします。
本殿が終わったら、境内をゆっくり巡るのがおすすめです。特に見てほしいのは、本殿の裏手にある三柱鳥居と、その手前にある元糺の池。
そして、最後に縁結びのご利益がある蚕ノ社を参拝してくださいね。
静かな境内を歩くだけで、心がすっと軽くなるのを感じられるはずです。
参拝の際に気をつけたいマナー
神社という神聖な場所を訪れる際には、少しだけマナーを意識してみましょう。
鳥居をくぐる前には、軽く一礼します。
参道の中央は神様の通り道とされているので、できるだけ端を歩くようにしましょう。
手水舎では、左手、右手の順に清め、最後に左手に受けた水で口をすすぎます。
そして、柄杓(ひしゃく)を立てて、残った水で柄を清めるのが正しいやり方です。
本殿では「二拝二拍手一拝」を忘れずに。
心静かに、神様への感謝の気持ちを伝えてみてください。
なぜ縁結び?蚕ノ社の知られざるご利益
境内にある摂社「蚕ノ社」は、正式には「木嶋坐天照御魂神社摂社養蚕神社」といいます。

木嶋坐天照御魂神社摂社「蚕ノ社」は、素敵な縁を願う方におすすめです。養蚕の神様を祀るこの神社は、蚕が一本の糸を紡ぐ様子が、人と人との縁を紡ぐことになぞらえられています。そのため、恋愛成就や人間関係を円満にしたいと願う人々に古くから信仰されてきました。静かな雰囲気の中で、心穏やかに良縁を祈願できる、まさに隠れた縁結びのパワースポットです。
京都Navi:https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=290
蚕は、一つの繭(まゆ)から一本の長い糸を紡ぎ出しますよね。
この様子が、人と人との縁を紡ぐことになぞらえられて、縁結びの神様として知られるようになりました。
特に、女性の恋愛成就や、人間関係を円満にしたいという願いを持つ人々に人気があるんですよ。
また、蚕は一度にたくさんの卵を産むので、子宝の神様としても信仰されています。
良縁を願う方は、ぜひお参りしてみてくださいね。
木嶋坐天照御魂神社へのアクセス方法

木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)は、京都市右京区にあり、公共交通機関を利用して行くのが便利です。
電車とバスを利用する場合
最寄りの駅は、京福電鉄嵐山線(嵐電)の「蚕ノ社(かいこのやしろ)駅」です。駅を降りて、すぐ東へ徒歩約5分で到着します。
JRを利用する場合は、嵯峨野線「円町(えんまち)駅」が便利です。駅からは少し歩くか、バスに乗り換えることになります。
まとめ

京都の隠れたパワースポットとして知られる木嶋坐天照御魂神社は、一般的な観光地とは一味違う、神秘的な魅力に満ちた場所です。
この記事では、神社の歴史から見どころ、ご利益まで、その魅力をたっぷりお伝えしましたが、まず、この神社の最大の魅力といえば、やっぱり日本でも珍しい「三柱鳥居」です!
三つの鳥居が組み合わさった独特な形で、古代の信仰や宇宙の神秘を象徴しているという説もあります。
不思議な雰囲気を味わえるだけでなく、写真映えもするので、ぜひカメラを持って訪れてみてくださいね。
次に、ご利益についてです。ご祭神の天照御魂神は、開運招福のご利益があり、境内の摂社である「蚕ノ社」は、養蚕の神様として古くから信仰を集めてきました。
蚕が一本の糸を紡ぐ様子から、人と人との縁を結ぶという意味で、縁結びの神様としても人気なんです。素敵な出会いや恋愛成就を願う方は、ぜひお参りしてみてください。
また、境内には「元糺の池」というパワースポットがあり、心身を清めて運気をアップさせてくれると言われており、京都の歴史と文化を感じながら、心静かに参拝できる、とても落ち着いた場所です。
アクセスは、公共交通機関を利用するのが便利。
京福電車「蚕ノ社駅」から徒歩5分ほどで着くので、気軽に行ってみることができますよ。
この記事を参考に、ぜひ木嶋坐天照御魂神社を訪れてみてください。
きっと、他では味わえない神秘的な体験と、穏やかな気持ちを得られるはずです!

今回の情報が、あなたの旅の参考になれば嬉しいです!
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